今思い起こせば、そもそも「働くとは何なのか?」という所で私は突っかかったのかもしれない。
若かりし頃、格言やアドバイスなど様々な人に色々なことを教えていただきました。
- 働くとは「傍が楽」
- 働くとは「人が動く」
- 働くもの食うべからず
天邪鬼な性格だからかもしれませんが、この「働く」という言葉に、義務感や嫌々ながらというようなネガティブなイメージを感じていました。もしかしたら、以下の言葉も、そうかもしれません。
- お客様は神様(…だから、何を言われても我慢。みたいな)
さらに言えば、学生時代にはこんな言葉も、自ら口にしていました。社会に出たら、好きなことは出来ない。嫌なこともするのが、仕事だろうなぁ~と。
社会に出てからは営業職だったこともあり、当然のことながら「売上売上、数字数字」、そして縦の棒グラフとにらめっこの毎日。
給与をいただくには売り上げを上げなければその原資となるものがない、そのためにはお客様にお買い求めいただく必要がある、だから売らなければならない、もし売れなければ、自分の私生活が成り立たない。
もう、お客様にとって、それが必要なのか否かは、正直関係ない。という感じだったのかもしれません。
お察しの通り、売れる訳が・・・ない。
私はかつて、このような状態でした。
今思えば、その原因は…
40を過ぎた頃からでしょうか、仕事が全く嫌な事ではなくなりました。
いえ、正確に言うと「仕事、嫌だな」とか考えてもいない、心にもない自分に、ふっと気が付いたと言った方が正確かもしれません。
むしろ、毎日、ほぼビジネスのことを考えていて、なんでもアンテナがそっちに向いている。
なぜそんなことに気が付いたのかと言うと、そのままの感情を飾らず書くとすると「仕事をクリアすることが楽しくなっていた」からでした。
しかし、このままでは収まらないのが私の理屈っぽいところ。そんな自分を分析してみました。
一体、自分に何が起きたのだろうか?どんなことが要因で変わったのか?正直、不思議でならなかったのです。
変わった時に何が起きていたのか?
自分を知ろうと、心理学やら自己啓発本やらビジネス本やら色々な本を読みながら、自分探しの旅に出ました。結局のところ「この仕事の先に何があるのか?」ということを考え、仕事に対する捉え方が変わっている自分がいることに気が付きました。
けれど、まだ納得いかず、更に考えたところ、私は「売上を上げるために」仕事をしていない。ということでした。不思議なことに。
このように書くと売上意識から逃げただけじゃないか!と言われてしまうかもしれませんが、私にとってはそういう意味ではなく、むしろ昔よりも強く売上意識は持っているのです。
ただ、今は昔みたいに「ゴリゴリの押し売り」で売上を立てていくよりも、お客様から「それ欲しい!」と言われるようにした方が、お互いにハッピーと思っています。
売上=お金=エネルギ=価値
売上を作るという意識でいるのではなく、欲しいと言われる状態を作るために自分の力を注ぐ方が、
お客様とご契約に至った時の「ハッピー感」が大きいんですよね。本当に。
お客様に買っていただけたという利己的な満足よりも、お客様から欲しいと言われご契約に至った方が、自分が役に立っている感が大きく利他的な満足が発生するのです。
「あぁ~、これで今月もノルマ達成・・・セーフ。」よりも、「おぉ~、これでまたあのお客様と会えるなぁ!お客様も笑顔だったし、よかった。しかも利益も出ているし…うれしい。」の方が、不思議なものでエネルギーが出るんです。
私にとっての「働く」の本質
物事を、どのように捉えるのかで、その先の自分が変わる。変わった自分の周りには、ハッピーな未来を見たい人が集まってくる。すると、今までと異なる景色が広がる。
感謝と利益が同時に得られるものが、ビジネスなのだと、私は思います。
もし、なかなか商品サービスが売れず悩み、売上を上げないと成り立たないとプレッシャーになってしまい「押し売り状態」になってしまっている人も、本当はそのような方法でセールスをしたい訳ではないこと、私には分かります。
「このサービスあった方が、絶対いい!」と思われて事業を始めたはずですよね・・・。
想いを伝えるには、設計が必要
そのようなお気持ちでしたら、心配しないで、大丈夫です。
お客様から「欲しい」と言われるためには、必要なことがあるのです。
それは、感情の設計と軸の設定。
あなたとお客様をハッピーに誘える仕組みを、私の実体験を含め、輝くわたし塾の講座に落とし込みました。